アユタヤ　ゴルフクラブはバンコクの北、アユタヤの手前10kmほどの位置にある18ホールパー72のゴルフコースでオープンは2008年の新しいゴルフ場です。バンコク市内からは1時間丁度くらいで行くことができ、また道も単純で分かりやすい場所にあります。 全体の印象は広大な敷地に作られた雄大なコースで、まだディボットも少なく、メンテナンスも良いため好コンディションでプレイが可能です。場所柄豊富な水量を利用しコース内には大小10以上の池があり、18ホール中、ティショットで池が絡むホールが14もあるため常にプレッシャーがかかる設計になっていますが、ホールごとに異なるレイアウトはプレイヤーを飽きさせません。本来は平坦な土地ですがホールによってはかなり起伏のあるところもあり、見た目以上に難しいコースです。

コースは全体的にフラットではあるものの、特にグリーン周りにアンジュレーションやマウンド、綺麗なバンカーがうまく配置してあり非常に面白いレイアウト。何度もプレーしたくなる。

ティーショットでは池が大きく絡んできてプレッシャーになるホールもあるものの、フェアウェイには十分な幅があるホールが多いのでいわゆる池が多くて狭いつまらないコースとは一線を画している。それだけではなくグリーンもなかなかなもので大きめのグリーンには傾斜とアンジュレーションがしっかりあり気を抜くとすぐに3パットになってしまう。
また、まだ沢山植えられているココナッツツリーの背が低いので風通りが気持ちよく、広々とした南国感を目でも楽しむことが出来る。
このコースでよく話題に上がるのは13番の451ヤードのパー4と名物、18番のパー5。13番はただ長いストレートホールで苦労するだけだが、18番は圧巻。池を囲う様に作られている＆奥には別の池が待ち構えているので今までずっとほぼストレートなホールだったのにここにきてこれかと自分の飛距離、横のブレ幅、そして風を考えながらどこに打てばいいのか非常に迷うティーショット。ちなみにティーグラウンドから池越えでグリーンを狙うと約320ヤードで、プロの卵たちは乗せてくるとのこと。
8番は左サイドがずっと池で落とし所はぐわっと池が食い込んでいる。そして右サイドは縦にバンカーが2つあり、池を避けて右サイドにうまく打てたと思っても奥のバンカーに捕まってしまう。セカンドも左から池、バンカー、傾斜のきつい2段グリーン、と完璧なショットが2回要求されるスリリングなホール。ティーショットは抑え目で200ヤードくらいに刻めるとよし。
10番はティーグラウンドからはマウンドでグリーンが見えず、ドライバーで狙っていくとマウンドの向こうにはバンカー。右サイドもずっと池でドライバーで縦距離を上手くコントロールするか、ハイブリッドで堅実にいくか迷うティーショット。落とし所のフェアウェイが左から右に傾斜がついているのでかなり左サイド狙いが確実。そしてセカンドもバンカーと池に挟まれた中央が凹んでいる難しいバンカーへのアプローチ。非常に痺れるホール。

18番はリスクをとってよほどティーショットでショートカットをしない限り2オンはなかなか難しいので、ティーショットは無理せずやや左サイド（奥の池に行かない程度）に押さえ、セカンドは狭いフェアウェイを確実にレイアップ、短いサードで傾斜のあるグリーンのピンに突っ込んでいく方がバーディーチャンスに恵まれるはず。

値段は高くなく、練習場あり、メンテナンスは悪くなく、面白いレイアウトでバンコクから1時間以内で行けるおすすめコース。

大人気でなかなか予約出来ないが、フレンドリーで確かな技術を持っているGo Golfイチオシキャディさんの手配も可能。

帰りに川沿いのレストランで有名なエビを食べるのもよし！アユタヤ名物サイマイを買って帰るもよし。

まだプレーしたことない方、もしかしたらお気に入りコースになるかもしれません。是非一度プレーしてみてください。